ぎっくり腰の原因は腰ではない|腸骨筋と腰方形筋から考える構造的真実
池田市・池田駅周辺でぎっくり腰に悩む方へ
内外整骨院は、阪急池田駅から徒歩2分、池田市菅原町にある整骨院です。池田駅周辺で突然のぎっくり腰を起こし、「なぜ動いただけでこうなったのか」「安静にしているのに不安が消えない」と感じている方が多く来院されます。
私たちは10年近く、腸腰筋、とくに腸骨筋を臨床の中心に据えて研究してきました。その結果、ぎっくり腰の多くは
腰そのものではなく、腸骨筋の緊張によって生じた“構造的な限界突破”
であると考えるに至っています。
本記事では、一般論では語られにくい
- ぎっくり腰の本当の原因
- なぜ再発するのか
- なぜ腸骨筋への介入で痛みが下がるのか
を、臨床事実ベースで解説します。
一般的に言われる「ぎっくり腰の原因」では説明できないこと
ぎっくり腰は
- 重い物を持った
- 急に動いた
- 疲労が溜まっていた
などと説明されることが多い症状です。しかし臨床では、
- 何もしていないのに起こる
- 朝、椅子に座っただけ
- 風呂場で体勢を変えただけ
といったケースが非常に多く見られます。
これらは原因ではなく“引き金”にすぎません。
ぎっくり腰の本質は「腸骨筋と腰方形筋の関係」にある
腸骨筋が短縮すると何が起こるのか
腸骨筋は骨盤の内側から大腿骨につく深層筋です。この腸骨筋が慢性的に収縮・短縮すると、骨盤は前方へ引き込まれます。
その結果、骨盤と腰椎をつなぐ腰方形筋は、常に引き伸ばされた状態になります。
- これが「腰の重だるさ」
- 夕方になると増す違和感
- マッサージしても戻る腰痛
の正体です。
ぎっくり腰は腰方形筋の“伸長限界”で起こる
腰方形筋が伸ばされ続けると、やがて伸長限界を迎えます。
この瞬間に起こるのが
- 腰方形筋の部分断裂
- 筋膜裂傷
これが、いわゆるぎっくり腰です。
重要なのは、
ぎっくり腰は「突然起きた」のではなく、
腸骨筋の緊張が積み重なった結果として起きている
という点です。
傷があっても痛みが下がる理由
「筋肉が切れているなら、動かしたら悪化するのでは?」
そう思われる方も多いでしょう。
しかし臨床では、
- 傷そのものより
- そこにかかり続ける伸長ストレス
が痛みを強くしています。
腰方形筋に傷があっても、
- それ以上引き伸ばされなければ
- 傷口が開かなければ
痛みは大きく緩和します。
腸骨筋の収縮を緩めることで、腰方形筋への牽引力が下がり、
- 一般的な腰痛
- 急性期のぎっくり腰
どちらの状況でも痛みの軽減が可能になります。
ぎっくり腰が再発する本当の理由
ぎっくり腰は
- 腰方形筋の損傷が治ると痛みは消えます
しかし、
腸骨筋の緊張が残ったままだと、再び同じ状況が起こる
これが再発の正体です。
内外整骨院では、
- 腸骨筋を緩め
- 骨盤周囲の緊張バランスを調整する
ことで、
腰痛は“完全に管理可能な状態”になると考えています。
急性期の改善目安
臨床上、ぎっくり腰の急性期では
- 約4回の施術で
- 9割程度の改善
に至るケースが非常に多く見られます。
これは、損傷部を直接触るのではなく、
腸骨筋を起点とした構造ストレスを解除しているためです。
セルフケアとして最低限やってよいこと
膝を胸に近づける動き
ぎっくり腰の急性期に許容できるセルフケアは多くありません。
その中で例外的に有効なのが、
- 仰向けで
- 膝を胸に近づける動き
です。
これは
- 腸骨筋の収縮を緩和し
- 筋紡錘レベルで緊張を下げる
ストレッチというより“収縮解除”の意味合いを持ちます。
※ 腰を捻る・無理に伸ばす行為は避けてください。
実際の臨床例
症例①(2025年10月18日)
50代男性。長年ヘルニアによる腰痛の既往あり。
朝、風呂に入ろうとして風呂いすに座った瞬間にぎっくり腰を発症。壁伝いに、すり足で来院された姿が印象的でした。
評価すると
- 腸骨筋に明確な収縮
- 腰方形筋の部分損傷
を確認。
腸骨筋へのアプローチと、腎臓周囲のストレス緩和を行った結果、
帰りは背筋を伸ばしてスタスタ歩いて帰宅されました。
症例②(96歳 女性)
左腰の痛みで歩行困難な状態で来院。
年齢に関わらず評価すると、
- 腸骨筋の強い収縮
が原因。
施術後、帰宅時には自力で歩いて帰られました。
症例③(30代 男性・園芸関係)
脚立に登り、無理な姿勢で剪定作業を継続。
姿勢指示と緻密な作業により、
- 腸骨筋周囲の過緊張
- 緊張バランスに負けた腰方形筋の損傷
を確認。
骨盤周囲の緊張バランスを整えることで、
4回の施術で完全回復しました。
池田市・池田駅周辺でぎっくり腰にお悩みなら
ぎっくり腰は「安静にするしかない症状」ではありません。
その背景にある
腸骨筋の緊張と構造ストレスを見極めることで、
- 痛みを早く下げ
- 再発リスクを管理する
ことが可能です。
内外整骨院では、池田駅から徒歩2分という通いやすい立地で、腸骨筋を軸に身体を構造として評価し、他院とは異なる視点でぎっくり腰に向き合っています。
「なぜ起きたのか」を理解し、繰り返さない身体を目指したい方は、一度ご相談ください。
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