なぜ不調は何度も繰り返すのか― 腸腰筋と「伸長ストレス」から考える身体の回復構造 ―
seikotsuin【大阪府池田市・内外整骨院】
腰痛、股関節痛、背中の痛み、肩こり、首の不調。
一度は良くなったはずなのに、時間が経つとまた同じ症状を繰り返す。
これまでに
「骨格の歪み」
「年齢のせい」
「筋力低下」
と説明を受けた方も多いのではないでしょうか。
しかし臨床を重ねる中で、
それだけでは説明できない“共通した構造” があることが分かってきました。
大阪府池田市菅原町にある内外整骨院では、
不調が繰り返される本質を、
-
深層筋の慢性的収縮
-
そこから生じる 伸長ストレス
-
身体全体の連動破綻
という視点から捉えています。
痛みを感じている場所＝原因ではない
臨床で非常に多いのが、
「痛みを感じている筋肉そのものは原因ではない」 というケースです。
身体の深部にある筋肉が慢性的に収縮すると、
その反対側でバランスを取る筋肉は、
常に引き延ばされた状態になります。
この
引き延ばされ続けた状態（伸長ストレス）
を受けている筋肉に、人は
-
痛み
-
だるさ
-
重さ
を感じます。
つまり、
症状が出ている筋肉は“被害側”であることが多い
のです。
深層筋の収縮が生む「伸長ストレス」の連鎖
内外整骨院では、以下のような構造的連動を
臨床の中で一貫して確認しています。
腸骨筋の収縮 → 腰方形筋への伸長ストレス（腰痛）
腸骨筋が収縮すると骨盤は引き込まれ、
腰方形筋は常に引っ張られた状態になります。
結果として、
-
片側の腰が重い
-
立ち上がりで腰が痛む
-
揉むと一時的に楽だが戻る
といった腰痛が生じます。
大腰筋の収縮 → 横隔膜周囲への伸長ストレス（背中の痛み）
大腰筋の緊張は腰椎の動きを制限し、
呼吸に関わる横隔膜周囲の筋群を引き延ばします。
これにより、
-
背中の張り
-
深呼吸のしづらさ
-
背中を触ると悪化する
といった不調が現れます。
回旋筋腱板の収縮 → 肩甲骨上部筋群への伸長ストレス（肩こり）
肩関節の深層筋である回旋筋腱板が収縮すると、
肩甲骨の安定性が失われます。
その結果、
僧帽筋上部や肩甲鋸筋が
引き延ばされ続けることで、
慢性的な肩こりや重だるさが生じます。
なぜ「痛い場所を揉んでも戻る」のか
伸長ストレスを受けている筋肉をマッサージすると、
血流が一時的に改善し、楽になった感覚は出ます。
しかし、
-
ストレスを生み出している深層筋の収縮
-
骨盤や骨格の引き戻し
-
循環不良の根本構造
が変わらなければ、
時間の経過とともに同じ伸長ストレスが再びかかります。
これが
「最初は良いが、数時間〜翌日に戻る」
という 時限式の再発 の正体です。
臨床で起きた「腰方形筋部分断裂」という事実
過去の施術で、
腰方形筋に対して強い操作をしたわけではなく、
軽く触れたタイミングで筋肉の部分断裂が起こった
ケースがありました。
これは施術ミスではありません。
すでに
腸骨筋の強い収縮によって、腰方形筋に強い伸長ストレス（ストレッサー）がかかり続けていた
ため、
わずかな刺激が引き金となったと考えられます。
この経験から、内外整骨院では
👉
腰方形筋は原因ではなく、
腸骨筋収縮による“結果としての被害部位”
という見解に至りました。
腸腰筋が「回復構造の起点」である理由
腸骨筋と大腰筋を含む腸腰筋は、
-
骨盤
-
仙骨
-
背骨
の動きを根本から左右する、
身体深部の要となる筋肉です。
腸腰筋が慢性的に収縮すると、
腸腰筋の緊張
→ 骨盤・仙骨の可動制限
→ 背骨全体の連動破綻
→ 後頭骨・脊髄硬膜の制限
という連鎖が起こります。
脳脊髄液（CSF）と回復力の関係
脳脊髄液（CSF）は、
脳と脊髄を循環し、神経の働きを支える体液です。
この循環は、
仙骨と後頭骨のわずかな動き によって促されています。
腸腰筋の緊張で仙骨がロックされた状態では、
CSFの循環は一時的な変化に留まりやすく、
-
自律神経が安定しない
-
回復に時間がかかる
-
年齢以上に身体がつらい
といった状態が続きます。
内外整骨院が重視している「施術の順序」
内外整骨院では、
次の順序を非常に大切にしています。
-
深層筋（腸腰筋・回旋筋など）の収縮評価
-
収縮を緩め、伸長ストレスを解除
-
仙骨・骨盤の可動性回復
-
背骨全体の調整
-
脳脊髄液（CSF）調整による神経反応の安定
原因を先に、結果を後から。
これが、効果を定着させるために欠かせない考え方です。
症状別に見る「同じ構造」
-
腰痛
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股関節痛
-
背中の痛み
-
肩こり
-
首の不調
これらは別々の症状に見えても、
深層筋収縮と伸長ストレス、そして連動破綻
という同じ構造上に成り立っています。
再発しにくい身体づくりとは
内外整骨院が目指しているのは、
痛みをその場で取ることではありません。
-
なぜ不調が繰り返されていたのか
-
なぜ他では改善しなかったのか
を構造的に理解し、
再発を前提としない身体づくりを行うことです。
腸腰筋を起点に、
構造・神経・循環が回復すると、
年齢に関係なく「治ろうとする力」は戻ってきます。
どこへ行っても改善しなかった方へ
-
痛い場所を揉んでも戻る
-
マッサージや矯正が続かない
-
原因をきちんと説明されたことがない
そのような方こそ、
腸腰筋と伸長ストレスという視点から
身体を見直す価値があります。
大阪府池田市菅原町、阪急池田駅から徒歩2分。
内外整骨院は、
腸腰筋専門整骨院として、
再発しにくい身体づくりを丁寧にサポートしています。
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監修
大阪府池田市 内外整骨院
院長 清水 学（施術歴10年／腸腰筋研究9年／臨床実績6万人以上）
CSFプラクティス会員
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