春ならではの内臓疲労
春によく起こる内臓疲労について
春によく起こる症状について
ようやく春の陽気にホッとできる気候になってきました。
最近多くの患者さんを見る中で肝臓系の症状を訴える方が多くその処置も含めてまとめておきます。
現状で考えられる肝臓系の負担についてですが、
まず、体内に入り込んだものの処理場として
細菌、ウィルス→脾臓 (化学)物質→肝臓
という役割分担がなされています。
また肝臓系に負担が溜まると組織の鬱滞により胆嚢にも影響が出て、
人により、めまい立ちくらみなども出やすくなります。
肝臓がむくんで硬くなると門脈循環が悪くなり腸静脈系の流入が悪くなり、腸にも循環不良が発生します
その結果痔などが出る方もいます。
肝臓疲労の時に見られる症状とは?
基本的に肝系の負担としては顔に影響が出てきます。
目の充血、鼻腔の通りへの影響、舌根の支持など。
また、関節系にも影響が出てくるので、下戸で肝臓が弱い方は関節が痛くなりやすい方も多いようです。
これは私が目は充血しっぱなし、膝も痛めており下戸で体重が今より10Kg多い時は痔にもなっていて、
肝臓系の症状が出やすいタイプになります。
お酒を飲んでいびきをかくと言うのも肝臓に負担がかかり舌根の支持が効かなくなり
呼吸に支障が出ることで起こることだと推察されます。
まとめると肝臓に負担がかかって、肝臓周辺に循環不良(鬱滞)が発生すると
めまい、立ちくらみ(気絶)
顔のパーツへの負担、いびき、関節の痛み
などです。
肝臓系の対処について
肝臓系へのアプローチについてですが、内臓体壁反射から
反射する筋肉の緊張を読み取り、
体液循環を整えた上で、肝臓と関連する背側の浮腫に対してアプローチをかけます。
さらに、横隔膜の右側(肝鎌状間膜)の緊張がある部分にリリースをかけ
可能であれば胸椎八番周囲に対してアジャストができるとより良いと思います。
前頭骨と肝臓は反射の影響があると言われており、さらに前頭骨へのアプローチができると良いと思います。
この方法で、買い物中に気絶(胆嚢系の血圧急上昇)された方や、休肝日なくお酒を楽しまれていた方など
明らかに肝臓の負担が強くそれが故の反射が出ておりそれに対しての対応に終始しました。
劇的な変化があるわけではありませんが、後になって楽になっていることに気づく対応だと思います。