タンパク質とペプチドとアミノ酸

タンパク質ブームの背景で必要な知識として

現在、さまざまなタンパク質補助食品や、プロテイン商品が頻発し多くの方が一度手に取られたことがあるかと思います。

しかし、タンパク質〜アミノ酸までの違いが理解できている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

私自身も調べながらまとめていこうと思います。

 

タンパク質の構成

「たんぱく質」を口から摂取して、消化(分解)して最終的にカラダをつくる。

大きさの順番は、

たんぱく質 → ペプチド → アミノ酸
という流れでタンパク質とアミノ酸の間にペプチドという構成単位があります。

 

このペプチドのおもしろいのが「結合するアミノ酸の種類」や「結合する数」によって様々な効果や効能があるということです。

ペプチドは結合しているアミノ酸の数によって呼び名が変わります。

アミノ酸 2個~10個結合→オリゴペプチド
アミノ酸 11個~69個結合→ポリペプチド

アミノ酸 オリゴペプチド ポリペプチド たんぱく質
アミノ酸
1個
アミノ酸
2~10個
アミノ酸
11~69個
アミノ酸
70個~
アミノ酸 オリゴペプチド ポリペプチド タンパク質
単独の場合は遊離アミノ酸 吸収が早い低分子ペプチド 大きいペプチド 大きなものはアミノ酸数万から億単位にまで及びます。

 

アミノ酸が2〜69個結合したものはペプチド

アミノ酸が70個以上結合したものはタンパク質

と呼び名が変わるということですね。

 

アミノ酸は、生命の基本的な構成要素であり、全ての生物の体内でさまざまな役割を果たしています。

 

アミノ酸はタンパク質の構成単位であり、20種類の基本的なアミノ酸が自然界に存在しています。

 

これらのアミノ酸は、ペプチド結合によって連結され、長い鎖状の構造を形成し、最終的に特定のタンパク質が合成されます。

 

アミノ酸の種類

アミノ酸は、一般的に非必須アミノ酸と必須アミノ酸の2つに分類されます。

 

非必須アミノ酸は、体内で合成できるアミノ酸で、特に外部から摂取する必要はありません。

 

例として、アラニン、グリシン、セリンなどが挙げられます。

 

一方、必須アミノ酸は体内で合成できず、食事から摂取する必要があるアミノ酸です。

 

ロイシン、リジン、トリプトファン、メチオニンなどが代表的な必須アミノ酸です。

アミノ酸の役割

アミノ酸は、以下のような多くの重要な機能を持っています

 

タンパク質の合成

アミノ酸は、体内で機能するすべてのタンパク質の構成要素です。筋肉、酵素、ホルモン、免疫系の抗体など、さまざまなタンパク質がアミノ酸から作られています。

 

エネルギー源

アミノ酸は、特に炭水化物や脂肪が不足している場合、エネルギー源として利用されることがあります。

 

 

神経伝達物質の前駆体

一部のアミノ酸は、脳内で神経伝達物質として機能します。例えば、トリプトファンはセロトニンの前駆体であり、気分や睡眠に影響を与えることが知られています。

 

新陳代謝の調整

アミノ酸は、代謝の調整にも関与しており、ホルモンや酵素の合成を通じて体のさまざまな機能をサポートします。

 

タンパク質の摂取

タンパク質は、肉、魚、卵、乳製品、豆類、ナッツなど、さまざまな食品に含まれています。

特に、動物性食品は必須アミノ酸を豊富に含む傾向がありますが、植物性食品でも多くのアミノ酸が摂取可能です。

 

タンパク質(ペプチド)の種類(主な原料)

お魚などの動物系由来のペプチドや小麦や大豆など植物由来のペプチドなど何からつくられた「ペプチド」なのか?が気になりますよね。
主な原料になっている食品名が名前になって、大豆ペプチドとか「○○ペプチド」と名称を付けることが多い傾向です。

そのいろいろ種類があるペプチドについてまとめましたのでご参考にしていただければと思います。

 コラーゲンペプチドとは

主に動物(鶏や魚の皮)から抽出・精製していることが多い動物系由来のペプチドです。

コラーゲンは皮膚や骨をつくる主要なたんぱく質で皮膚に多く存在するとされています。
皮膚からの水分蒸発を防ぎ肌の保水力を高めるので保湿効果や皮膚の保護作用があり、保湿効果や皮膚保護作用に加えて肌のハリ・弾力を高め、シワを目立たなくしたり、肌のたるみやしわにも良いとされています。

摂取することにより、お肌の乾燥を防ぐため美容に良いとよく言われています。

 大豆ペプチドとは

大豆ペプチドはその名の通り大豆に含まれるたんぱく質からつくられた植物系由来のペプチドです。血流改善やを筋肉の修復や基礎代謝をあげたりする特徴があるとされています。

 お魚系ペプチド

魚のたんぱく質からつくられるペプチドです。どの種類のお魚を使用しているか明記しているものと、そうでないものがあります。イワシペプチド(サーディンペプチド)というイワシのたんぱく質からつくられたペプチドは血圧を安定させる効果があるようです。

 とうもろこしのペプチド

とうもろこしの皮のたんぱく質からつくられたペプチドがコーンオリゴペプチドです。

コーンオリゴペプチドはアルコール代謝促進作用の他にも、筋肉強化・筋肉修復・血圧低下作用・抗酸化作用・活性酸素除去作用の効果が確認されています。

もちろん超低分子オリゴペプチドなのでカラダに負担がなく、腸管から100%直接吸収されることが分かっています。

 小麦のペプチド

私たちのペプチドに小麦オリゴペプチドがあります。
小麦オリゴペプチドは、胃・十二指腸の粘膜の成長に効果があると確認されています。また胃腸壁の細胞のみならず、腸壁の活性にも効果を示し、胃腸の消化吸収活性への効果も研究所で確認されています。
血中総たんぱく質を顕著に増加させ、その他ブドウ糖や血中脂肪には影響を与えないという報告がされています。

また低酸素状態で激しい運動を行うと、心筋の線条体を中心にエネルギー供給システムサイクルに損傷が起き、抗酸化能力も低下するが、小麦オリゴペプチドで損傷が顕著に修復・回復されたと確認されています。
さらに低酸素運動で損傷をうけたATPアーゼやCcOが小麦オリゴペプチドによってエネルギーサイクルにおける回復効果も確認されています。

この小麦ペプチドも超低分子化したペプチドにしていますので、カラダに負担がなく、腸管から100%吸収されます。

 スピルリナ(藻)のペプチド

スピルリナペプチドは、スピルリナという藻から抽出されたペプチドで、以下のような効果や効能が報告されています。

  1. 免疫力の向上
    スピルリナペプチドは免疫細胞の機能をサポートし、免疫系を強化することが示されています。
  2. 抗炎症作用
    炎症を抑える作用があり、炎症関連の疾患の予防や軽減に寄与する可能性があります。
  3. 抗酸化作用
    活性酸素を中和し、細胞の酸化ストレスを減少させることで、老化や疾患のリスクを低下させるとされています。
  4. 体力の向上
    スピルリナペプチドは疲労回復や体力の向上に寄与することがあるとされています。

 

タンパク質不足の影響

必要なアミノ酸が不足すると、体のさまざまな機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

筋肉の減少、免疫力の低下、精神的な問題(うつ病や不安など)などが引き起こされることがあります。

特に、スポーツや激しい運動を行う人々にとっては、適切なアミノ酸の摂取が回復や筋肉の成長において非常に重要です。

 

結論

アミノ酸は、私たちの体の健康を維持するために欠かせない成分です。

鍛える人の摂取するものという先入観をなくし、必要な材料として日々摂取されることをお勧めします。

適切な食事から必要なアミノ酸を摂取することが、健康な生活を送るための鍵となります。

食事のプランを考える際には、必須アミノ酸がバランスよく摂取できるように心掛けましょう。

内外整骨院は、三石理論、藤川徳美医師のメソッドをベースに栄養指導なども行うことができます。

2023年6月からプロテインをベースに ビタミンC・ビタミンB群・ビタミンE・鉄・マグネシウム

を摂ることで体に栄養が残るようにしています。

栄養素の桶理論というイメージ図なのですが、

必須アミノ酸(プロテイン)や質的栄養失調になるとエネルギーを満たす桶が歯抜けのようになり

結果必要十分なエネルギーを作ることもためることも出来ない。ということです。

内外整骨院では吸収に優れたプロテインを扱っており、体の材料をしっかり取り入れられるよう

栄養指導もおこなっております。

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