【臨床ノート】座りっぱなしによる腰痛と内臓ストレスが重なった症例(写真編集作業による腰痛)

本日来院されたのは、アメリカ人の写真家の方。 最近は写真の編集作業が続き、長時間座りっぱなしの状態が増えたことで、腰に痛みが出現したとのことでした。

主訴と状態の整理

  • 長時間座位後の腰痛
  • 腰を反らすと痛みが出る
  • 前屈・後屈ともに痛みあり
  • 腰全体の強張り感
さらに先週は体調不良があり、その影響も重なっている可能性が考えられました。

評価のポイント(院長の見立て)

今回の症例では、単純な筋疲労ではなく、内臓由来の影響と運動制限が重なっている状態と判断しました。
  • 内臓循環の低下(体調不良の影響)
  • 腹腔内の硬化傾向
  • 腸腰筋周辺の収縮・固定
これにより、腰椎の可動性に影響が出ている状態でした。

具体的な機能障害

  • 大腰筋の左右収縮(短縮)
  • 腰椎3〜5番の可動性低下
  • 特に腰椎3番・4番の捻転固定
この状態により、
  • 伸展時(反る動き)での痛み
  • 屈曲時の痛み
といった、日常動作に支障が出ている状態でした。

施術内容

施術は以下の順序で行いました。
  • 大腰筋のリリース(左右)
  • 腹部の緊張緩和
  • 腰椎の可動性調整
その後、カイロプラクティック手技であるランバーロールを用いて、
  • 腰椎4番・3番の捻転固定
に対して剪断ストレスを加え、関節の可動性を引き出しました。

施術後の変化

  • 腰の強張りの軽減
  • 動作時痛の軽減
  • 可動域の改善
完全な回復ではありませんが、明らかに初回より動きやすさが出ている状態でした。

今回のポイント(臨床メモ)

今回の症例で重要だったのは、
  • 単なる座りすぎではない
  • 内臓ストレスが筋緊張に影響している
  • 関節の固定が症状を増幅している
という点です。 痛い場所=原因とは限らず、“引っぱっている場所(牽引ストレス)”を優先して評価します(診断ではなく施術設計のため)。

今後の見立て

今回の施術で一定の可動性は回復しましたが、
  • 椎体関節の固着
  • 筋の再収縮リスク
  • 生活動作(座位負担)
これらを考えると、継続的に調整を行うことで、より安定した状態に移行できる可能性があります。

院長コメント

座りっぱなしの作業に加え、体調不良などの内的ストレスが重なると、単純な腰痛ではなく「動きの制限」を伴うケースが増えます。 このような場合、筋肉だけでなく、関節や内臓由来の影響まで含めて評価することが重要だと感じています。 近々再来院いただき、さらに可動性を引き出すことで、より一層の回復につなげていく予定です。 ※本記事は臨床記録の一例であり、すべての方に同様の結果を保証するものではありません。

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