腕を上げると肩が痛い原因|腱板・インピンジメント・四十肩の見分けと対策
腕を上げると肩が痛い。洗濯物を干す動作でズキッとする。服を着替えるときに引っかかる——。 この症状は「肩こり」よりも、肩関節や腱(腱板)のトラブルが関与していることがあります。
原因が違うのに同じストレッチを続けると、痛みが長引くことがあります。この記事では、腕を上げると痛い原因を整理し、見分けのポイント、やってはいけないこと、対処の方向性、受診目安をまとめます。
腕を上げると肩が痛い主な原因
1)腱板(けんばん)障害・インピンジメント
腕を上げる途中で腱が擦れたり挟まったりして痛むタイプです。特徴は、
- 腕を上げる「途中の角度」で痛い(引っかかる)
- 肩の外側〜前側が痛い
- 物を持ち上げる・上の棚に置く動作で悪化
2)四十肩・五十肩(凍結肩)
関節包が硬くなり、動かしにくさ(可動域制限)が強いタイプです。特徴は、
- 腕を上げにくいだけでなく、後ろに回しにくい
- 夜間痛(寝ていると痛い)が出ることがある
- 無理に動かすと痛みが増えやすい
夜間痛が強い場合は、こちらも参考にしてください。 夜に肩が痛くて眠れない原因|夜間痛が出る人の共通点と対処・受診目安
3)首由来の関連痛(しびれが伴う場合は要注意)
腕を上げる動作で首や肩周りの緊張が高まり、痛みとして出ることがあります。しびれや握力低下がある場合は鑑別が重要です。 肩こりで腕がしびれる原因|首由来の可能性とセルフチェック・受診目安
1分セルフチェック:方向性をざっくり絞る
チェック1:痛い角度はどこ?
- 途中(例:60〜120度あたり)だけ痛い → 腱板・インピンジメント傾向
- 上まで上がらない/硬くて止まる → 凍結肩傾向
チェック2:夜間痛はある?
- 寝返りで目が覚めるほど痛い → 炎症が強い可能性(無理な運動は避ける)
チェック3:力が入らない・しびれる?
- 力が入らない/物を落とす/しびれる → 首由来や腱断裂など鑑別が必要
やってはいけないこと(悪化しやすい)
- 痛みを我慢して、勢いで腕を上げ切る
- 痛い方向へ強いストレッチで伸ばし切る
- 痛い場所を強く揉む・押す(炎症があると悪化しやすい)
- 夜間痛が強いのに放置する
対処の基本:まずは「痛みを増やさない範囲」で条件を整える
腕を上げると痛いときは、闇雲に動かすより、まず痛みが増えない範囲で日常動作を調整し、負担が積み上がらないようにするのが基本です。
- 洗濯物干しや高い棚など、痛みが強い動作は一時的に回数を減らす
- 横向き寝で痛い肩を下にしない(クッションで腕の重みを支える)
- デスクワークで悪化する人は「画面高さ・肘の置き場」を先に整える
デスクワーク由来の負担がある方は、こちらも有効です。 デスクワークで肩がこる原因|腰痛も一緒に出る人の姿勢チェックと対策
受診目安(早めに評価を推奨)
- 夜間痛が強く、睡眠が妨げられる
- 腕のしびれ、握力低下、明らかな筋力低下がある
- 外傷(転倒・衝突)後から強い痛み
- 数週間たっても改善せず、可動域制限が強くなる
本記事は一般情報であり診断に代わるものではありません。不安がある場合は早めにご相談ください。
肩こり・肩の痛みの記事をまとめて読みたい方はこちら:
肩こり・肩の痛みがなかなか治らない原因|再発を繰り返す人の共通点とセルフチェック(肩まとめ)
ご相談・ご予約(池田市 内外整骨院)
腕を上げると痛い肩は、原因の見分けが重要です。内外整骨院では、肩局所だけでなく骨盤〜背骨〜胸郭〜肩甲骨の連鎖も含めて評価し、日常動作の負担を減らしながら回復を進めます。
監修:清水 学(柔道整復師/臨床10年) TEL:072-737-6444 営業時間:月火木金 8:30-11:45/14:30-18:30、水土 8:30-13:00(休診:日祝)

